ブランディングによる優秀な人材確保

コラム

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優秀な人材確保

「適切な社員を、適切な部署で働かせること」は、ブランディング戦略のなかでも注目されているものです。
どれほど優秀な商品であっても人がいなければ作ることはできませんし、人を育てることが企業の成長に役立ちます。
そしてその「人を育てること」には、「その人の希望や能力にあった場所に異動させること」が重要になってきます。

ただ、このような人材育成を考えることも非常に重要ではありますが、「すでに出来上がった、優秀な人材を連れて来ること」もまた、企業にとって大きな意味を持つことです。

その分かりやすい例が、「引き抜き」です。
この「引き抜き」は、引き抜く側に多くのメリットをもたらします。
まず、引き抜こうとしている人材はすでに高い能力を持っています。
人材を教育・指導していくことには教育コストがかかりますが、引き抜きの場合はそのコストをかける必要がありません。
時間的にも金銭的にも負担が少なく、即戦力としての活躍を見込むことができます。
引き抜きを行う場合は、B社よりも魅力的な条件(主に給与面)を提示するのが普通ですが、優秀な人材であれば、ペイした年収以上の利益を自社にもたらしてくれることでしょう。

「優秀な人材を引き抜こうとしたとき」に大切になってくるのが、「自社のブランディング」です。
たとえばCが、A社に対して何の魅力も感じていなかったり、A社がより良い条件を提示したとしてもそれを蹴るほどにB社に対して信頼と愛着を持っていたりした場合、CがA社の引き抜きに応じる可能性は極めて低くなるでしょう。反対に、「今はB社に勤めているが、A社も同じくらい魅力的だと思っている」とCが感じているのであれば、「B社よりも待遇を良くする」とすれば引き抜ける確率はとても高くなります。
「B社には勤めていたくない、本当はA社の方が魅力的だと思っている」という場合であるのなら、引き抜きはさらに容易になります。

またここでは主に「引き抜き」のことを取り上げていますが、新入社員として面接に臨む人材のレベルも、ブランディングが成功している企業とそうではない企業では違いがみられるでしょう。

自社のブランディングが成功していれば優秀な人材を引き抜いたり確保しやすくなったりしますし、質の良い新入社員を獲得しやすくなったりもします。
引き抜かれた(あるいは新しく入ってきた)社員は、さらに自社のブランディング育成の力となるでしょう。
これによって好循環が生まれることも期待できます。

私たちは、「ブランディング」というと、つい「顧客に対してアプローチするもの」を思い浮かべてしまいがちです。
しかしこのように、ブランディングは、「優秀な人材の引き抜き」にも関わって来る分野なのです。

従業員のモチベーション・モラールの向上

自社や自社商品のブランディング化を進めていくということは、企業の利益や顧客満足度の上昇、高いレベルにある人材の引き抜きや新入社員雇用に繋がります。
しかしブランディングには、このような、「利益の上昇」「外部へのより良い働きかけ」以外にも重要な意味を持っています。
それが、「自社内部への働きかけ」です。そしてそのうちの一つとして、「従業員もモチベーションやモラールの向上」が挙げられます。

極端な話ではありますが、「作ってもまったく売れない商品の開発」に対して、真面目に取り組み、真摯に働きかけを行い、高いモチベーションを保って取り組んでいける従業員はそれほど多くはないと思われます。
「自分が作ったものが売れる」ということは、それだけで、その従業員のやる気をださせてくれるものでしょう。
そして、「売れるためのものを作ること」には「ブランディング」が大きく関わっているのです。

ただ、「従業員とブランディング」について考えるのであれば、「インナーブランディング」のことも取り上げなければなりません。
今までが「外部に対して働きかけていくブランディング」を単純に「ブランディング」としていましたが、この「ブランディング」という言葉は、本当は2つの意味を持つものです。
一つは「アウトブランディング」と呼ばれるもので、これは今まで使ってきた「ブランディング」と同じ意味を持つものです。
対して、ここで例外的に取り上げる「インナーブランディング」は、その名前の通り、「内側」に対して働きかける言葉をいいます。

この「インナーブランディング」は、簡単にいえば、「自社の商品や自社ブランドに対して好意的な意識を持ってもらえるように従業員に働きかけること」をいいます。
近年はSNSを使った従業員のふざけた行為によって炎上してしまった企業をよく見るようになりましたが、これの原因の一端として「インナーブランディングの欠如・不足」が挙げられます(ただし、どれだけ企業側が適切な働きかけ方をしても悪ふざけを行う従業員はいますし、もちろん一番悪いのは従業員本人です)。

インナーブランディングを適切に行うことで離職率を大きく減らすことができますし、上記で挙げたばかな行動をする従業員の数も減るでしょう。

インナーブランディングを考えることによるメリットは、「離職者を減らす」「高いモラールを持つ社員を育成する」「自主的に動ける人材を作る」「モチベーションのあるスタッフを育てる」ことにあります。
また、やる気がある社員が多い企業では新しい案や積極的な意見が出やすく、自社が成長していきやすいというメリットもあります

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